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眼の色シリーズじゃないけれど-「心霊探偵 八雲」- [animation]

心霊探偵八雲 第1巻 〈通常版〉 [DVD]別に眼の色が違う話が気にいったわけではないのですが、これもそういえば主人公の目の色が左右違うってヤツですね。
しかもやっぱりこの世のものではないものが見えるという。ただこの世のものというのが妖の類ではなくて幽霊オンリーなのが違う点といえば違う点か。

クールでどこかハスに構えていて、その心に闇を抱えている人。
正義のヒーローじゃないくせに、人をほおっておけないお人よし。

「視ることしかできない」

視えることの意味、できないことのジレンマ、人と違うがゆえに負った心の傷といざ自分には何もできないもどかしさ、まったくもってヒーローじゃないけれど、それでも自分自身を闇に閉ざすことなく前を向ける人。

単にその瞳を使って事件を解決する、という話以上に心にくるものがあります。
良き理解者ができたことで、その前向き度がやたらと上昇するのがちょっとお手軽な気もしますが、まあそこはそれ、相手はかわいい女の子ですから(ってそういう話かよ?)

個人的に疑問なのは、八雲の実父であるはずのあの幽霊、両眼が紅い色ってことはやっぱり存命中は視えてたんでしょうか、幽霊。
というかなんで死んだのさ、悪魔のようにもろもろの事件を引き起こしてまで復活したい理由が分からないままなので、その辺だけが消化不良。
いやまあ、別にわからないならわからないで構わないっちゃあ構わないんだけど。

その辺は多分原作小説に手を出せば解決するんじゃないかと勝手に想像中。
本人は、原作小説に手を出すかはたまたコミックにするかちょっぴり考え中。
最近のアニメって原作付きが多くて、ほんと読みたい本が貯まる一方ですわ。


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己が往く先はまだ定まらず-「あまつき」- [animation]

TVアニメーション「あまつき」DVD 第1巻 <通常版>日本史で赤点取ったら大江戸幕末巡回展に行くことがなぜ補習になるのか、イマイチわかりません。
ついでに言うと出席日数が足りない場合も大江戸幕末巡回展で補えるのかもわかりません。
しかもなんで春休みなんだ?

とはいえそういうところからツッコミ始めると話は先に進まない。

主人公 六合鴇時が期せず(あたり前だ)してタイムスリップした先は江戸時代。
しかも巡回展ですれ違った同級生が2年も前に来ていたという。
タイムスリップってほんと時間軸がずれるものなのね~と感心&納得してしまえばSFな話で終わってしまうのですが、問題はここから。

ええとどうもこの話はSFではなくて妖の話、のようでございます。

あっらーわたくしの方が期せずしてまたしてもこの手の話にひっかかったか。

人間と妖の境目、誰もがみな幸せになんて無理とわかっていてもそれでもヒューマニズムに駆られて行動を起こす鴇時、それが梵天にうまーく糸を引かれているような引かれてないような。

最後には帝天まで出てきたってのはどうすりゃいいのさ。
しかも、話はまだこれからだろー?!と言いたいところで終わってるし。
どうも原作コミックではこれから先も色々と話は続いているようですが、やっぱりこれも手を出すべき?
ただまだ原作も途中っぽいので、完結してから読むリストに加えた方が良いのではないかと考え中。
ってことは、当分ご縁はないってことですね。
さらに言うとそのうち忘れてしまいそうな気もする。

こういう、言うことだけは1.5人前、でも処理能力0.5人前な人が主人公を務めるモンはあまり見ないので、そういう意味で楽しかったのは見っけものなんだけどなぁ、ある意味。
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なぜ声のオトコマエ度がかわるのか?-「レンタルマギカ」- [animation]


レンタルマギカ アストラルグリモア 第I巻(限定版) [DVD]


優しくて人情味にあふれていて、でも限りなく臆病。
そんな伊庭いつきが、失踪した父の代わりに次期社長に祭り上げられた会社はなんと「魔法使い派遣会社」。
うーん、この世の中いろんな派遣がありえるけど、まさか魔法使いとは。
しかもケルト魔術から陰陽道、神道、ポルターガイストってどこまでが魔法??
自然に受け入れられているのかと思いきや、どことなく一般人とは隔離されてもいるような妙な世界だし。

そしてこの役立たず(失礼)社長は、臆病で社長業を厭がっているくせになぜか窮地の人をほっておけずに事件のど真ん中めがけて飛び込んでしまい、それに社員たちが巻き込まれた揚句に いつき の持つグラム・サイトを使って事件解決。

その日常的ほのぼの感とか騒がしさの中では、社員よりも低い位置に属しているとしか思えない いつき が、いざ眼帯を取り去ってグラム・サイトを発動させるや、冷静に動じず、むしろ高圧的になるのは何故?
しかも声も凛として、カッコよさが変わってくるのはこれまた何故?

まあ、なんだ。
その眼の赤の鮮やかさと凛とした声、的確かつ迅速な指示、相手をしのぐ力だけを見てれば非常にカッコいい。
普段がなんせアレなんで徹頭徹尾とは言い難いが、性格の幹となる部分は筋が通っていて好ましかったりする。

で、この社長がかなり気に入ってしまったのだけど、残念ながらアニメは原作よりもエピソードが短い。
正直なところ、他のエピソードが読みたいがために本を買うか、はたまたアニメで我慢しておくか、実は今悩みに悩んでいるのである。

わたくしが気に入っているのはあの作画の伊庭いつきなんだよなぁ。
グラム・サイトが光を帯びないとヤダ、とか
あの有無を言わせぬ冷静沈着な声が聞きたいんだ、とか
そんなことを思うとちょっと躊躇してしまうくらいの冊数はあるんだ、これが。
読みたいがコレクションはしたくない、でも読んだ後に処分するのも面倒。
というわがままな理由につき、いまだ購入に至らずにいる。

そのうち「社長命令だ」という いつき の声が聞こえてきたら買う、かもしれない。

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透明色の向こう側に見える棘-「ビブリア古書堂の事件手帳」- [books]

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫) ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫) 

カバー絵とモチーフが本というところに惹かれて手に取ったのが始まり。
有名著名な本がキーポイントとなって謎が生まれそして解かれていく物語。
本にまつわる謎を解く名人たる古書店店主は、透明色をたたえて鎌倉という町に息づく。

平穏でどこかのどかさすら覚える日常の中にその姿を現す謎の数々、その事件(?)は警察の手を煩わせるほどのものから小さなものまでさまざまだが、意外にも棘が刺さって抜けない。
また明日からは日常にまぎれていくには違いないのだけど、解き明かされた謎は棘となってときにちくりと小さく痛みを与えてはその存在を忘れさせてはくれない、そんな毒にも似た何かを感じる。

本の虫であればあるほど随所に見え隠れする遊びにニヤリとするだろうし、またキーポイントとなった本そのものを読み返したくもなるだろう。
または鎌倉の風景に思いをはせ、散策したくなることもあるかもしれない。

「本は中に書かれている物語だけではなくて、本そのものに物語がある」、そんな言葉に煽られて、中古本屋さんではなく古書店に足を運んでみたい、そんな気にちょっとなってしまったのは、やはり自分も本の虫のはしくれだからだろうか。
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ずいぶんご無沙汰すぎですが-どっぷりアニメに浸かってました [others]

ほぼ毎日のように感想を書きまくっていた日々からすれば、ぴたりと更新しないこと早数ヶ月、何をしていたかというと、どっぷりとアニメに浸かってました。

というかあまりハマれるドラマを見つけられずにアニメのあちこちに手を出しながらフラフラしていたというのが正確ですね。

またその中でも気に入ったものに関しては徐々に感想などを述べていきたいとは思いますが、あれこれ漁っていた間に再確認したこと、

それは、わたくしは心底イイ男が好き、ということですね。

見てる(読んでいる)分には、徹頭徹尾カッコ良くあっていただいて結構。
というか、カッコ良くなければ見る気力すら失われてしまいます。
それで途中で脱落&断念したものも多かったりします。

だからといって読む小説すべてがカッコイイ青少年が出てくるわけじゃないのですよ。
お気に入りのミステリシリーズは女性がメインだし。
むー、我ながらようわからん。
いや、超絶カッコイイ青少年はハマる必須条件ではあります。

さてとまたこれからもそーいうカッコイイ青少年が登場するモンを探すぞー。

ってこれが復活宣言のつもりですか、わたくしってば。
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最早テニスとは・・・全部まとめて-「テニスの王子様~全国大会編~」- [animation]


テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇 Final Vol.1 [DVD]
先日から引き続いて「テニスの王子様~全国大会編」をファイナルまで全てを視聴。

ええっと、これはテニス、ですか?な世界ですね。
あまりにスペクタクル&心霊すぎて、思わずのけぞりました。
いやまあ、確かに本編も後半は相当なモンでしたけどさ。
それがさらにグレードアップされてるって、リョーマの進化以上に凄くないか?

奥義っておいおい、、、オーラを自在に移動って。
なんかもう最新テクノロジーも何もかも超越しきってませんかね、テニスなのに。

そして、滑り込みで大会出場決定の凄腕リョーマ、周囲からは随分な言われようで。

ずぶとい神経、唯我独尊、三白眼で睨みを利かせるアメリカ帰りのヤツ

ぷぷぷっ
これだけ並べ立ててみると悪口通り越して、ある種尊敬すら感じてしまいます。
一応どれもスポーツやるうえでは大切なんじゃない?なんて。
そう思ってしまうのも結局は、わたくしがリョーマ贔屓だからかもしれません。

まあスポーツアニメととらえるか、超ど級ネタアニメととらえるか、人によってさまざまではありましょうが、個人的には好みでございます。

わたくしは、なんといおうと才能あふるる少年ですとかカッコ良い青少年が好きなのですよ。
これさえあれば万事がOK!




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な、ながっ!ようやくなんとか視聴-「テニスの王子様」- [animation]


テニスの王子様 Vol.1 [DVD]
e2スカパーANIMAX番組表にやたらと踊る「テニスの王子様」の文字。
そういえばタイトルは知っていても全然見たことなかったなぁと今更気づきまして、手を出しました。

結果、ある意味後悔・・・。

だって長いんですもんっっっ話の数が。

少年漫画系はやたらと長編が多いのはわかっていますが、なんで178話まであるのよ。
しかもチビミニな奴らはすっ飛ばして頑張って見続けても1週間以上かかるという。
そりゃblog更新なんて到底無理でございました。
これでまだOVAは残ってるのよねぇ。はあ~~。

さてと、どうしてスポーツものアニメというのはこうも「技」にこだわるんでしょうか。
野球もテニスもサッカーもバスケもまともにプレイしてるの全然ないぢゃん。
と改めて実感しました。

あ、でもこういうのも嫌いじゃないですよ。
幸い(?)ドリブルだけで10分以上、なんていう構成じゃないだけテンポは良かったのかも。

越前リョーマの小生意気にも気の強い眼も良かったですし。
繰り出す技はなかなかおもしろかったですし。
成長途中の少年たちがやっていい技とは思えぬ数々ですけど。
しかし、どうしても手塚君の中学生設定に納得できない。。。
あれ大学生くらいにしか見えませんけど、なんとかしてください。
せめて高校生とか?

ほとんど枝葉の感想が中心だったりしますが、これからOVAも見てみる気力は十分あります。
ということで、まだまだ当分は「テニスの王子様」漬かぁ。
むー他のものが全然消化できないボリュームってすさまじすぎ。

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これは推理物か、それとも?「キサラギ」- [movie]


キサラギ スタンダード・エディション [DVD]
マイナーアイドルの自殺から1年、ファンサイトを通して追悼会に集まった5人の男たちがアイドルをしのぶ。
ところが、その中の一人が他殺をほのめかしたことから、このファンたちの正体(大げさか)が徐々に明らかにされ、それぞれが持つ真実(と思われる)パーツを組み立て、アイドルの死の原因をひも解く。

推理物としては、いささかトリック(?)が簡単なような気がするが、素人にもわかる分、推理に置いてけぼりにされず謎解きに参加している気分になれるのかもしれない。

ただ、わたくしとしては、それ以外の部分が結構楽しかった。
ファンがお宝を前に騒ぐさまやら、最後のあの歌のシーンの彼女がマイナーだった理由が分かるような説得力十分な破壊力やら、それを必死で振りつけて応援する5人の姿はもうこれ、ほんとファンの暑苦しさを感じますし。
ほんとファンというのはどの世界もディープに暑苦しいものですねぇ。

5人とアイドルとの関わり方もそれぞれで、一人ひとりに見せる如月ミキは同じようでいて何かが違うのがこれまた芸が細かいというか。
如月ミキはめちゃくちゃマイナーでダメダメアイドルだったかもしれないけれど、それぞれの人がファンタジーを持てる対象としては超エース級のアイドルだったのかもしれない、なんていう余韻を残しつつ終わる。
って終わらないのかよっとツッコミ入れたくなるお約束のエンディングロール後のアレ。
こうやって延々ループするのかしらん。

これは本当に推理ものなのか、シチュエーションコメディなのか、はたまたオタク狂騒詩なのか、其々の好みで楽しむのがよいのかも。

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脚本の妙、役者の技-「12人の優しい日本人」- [movie]


12人の優しい日本人 [DVD]
先日見た「Q.E.D 証明終了」の最終回、天才少年 想が裁判官に向かって言った言葉、「立証責任は検察にあり、裁判官及び裁判員は提出された証拠でのみ判断する。それが裁判の鉄則です。」と。

これを聞いて真っ先に思い出したのがこの「12人の優しい日本人」でした。かなり昔に見たものですが、強烈な印象があってずっと心に残っていたものです。

で、冒頭の想のセリフを聞いて、この映画がどうしても見たくなり再視聴。

優柔不断で自分の意見を持たない、データを羅列することはできてもそこからロジックに自分の考えを組み立てられない、感情だけで突っ走り意見を聞かない、空気が読めない、上から目線バリバリで人に言うことをきかせたい、当たらず障らずでごまかす、人間的に一癖も二癖もある人ばかりが集まったように見えた陪審員たちが、有罪・無罪を考えるうちに、推理で事件の真実にたどり着く。

誰かが名探偵なわけではなく、誰もが気になったピースや知識を集めて組み立てていく様は、学園祭の準備をしているのと同じような妙な高揚感があり、真実(と思える推理)が見えたときには達成感すら感じるくらいで。

実際はあり得ないしあってはむしろ可笑しい話でしょうが、これを観た当初は陪審員制度って悪くないじゃん、と思っていたのは確かです。
なんと純粋だったことか。
想(「Q.E.D」)からすると、裁判員が自ら立証しようとするのは、話が違うわけですね。
とすると、提出された証拠だけを検証したら、この映画の被告女性は有罪になるのでしょうか。

で、これが三谷作品であると知ったのはまた後日のこと。
実はわたくし、あまり三谷作品を観ていません(意識しては)。
特に昨今のは、笑いもしんみりもそのさじ加減がわたくしから微妙に観る気力を奪っていくのです。
多分、その気になったときには観るのでしょうが。

ただ、この映画は本当に好きでした、というか今でも好き。
陪審員たちの姿はそのまま役者さんたちの丁々発止に見えて、本当にすごいなぁと。
ほとんどが一部屋の中で進んでいくのに観ていて飽きない面白さは、人間描写の妙であると勝手に思っております。
それを絶妙の濃さで演じる役者さんたちも凄すぎますが。

何度見ても素直に面白いと思える作品のひとつです。

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身近な謎こそ探偵の出番-「Q.E.D.証明終了」- [drama]


NHK TVドラマ「Q.E.D.証明終了」Vol.1 [DVD]
タイトルを見てエラリー・クイーンへのオマージュか何かか?と思ったドラマ。
まさかこれがコミック原作とはつゆとも知らず、中学生日記的な学園探偵かぁと思った1話目冒頭。
と思ったら、それはちょっと安易な動機では、、、な殺人事件が展開され、これは本格的に探偵ものか、と思ったらやっぱり学園的な要素てんこ盛りで、なんだかんだ見ているうちにあっという間に最終話まで完視聴してしまいました。

探偵役の若き天才数学者 燈馬想と運動神経抜群元気爆発はつらつ娘 水原可奈のコンビが身の回りの大なり小なりの事件の謎を解いていく、というよりは、可奈が想を強引に巻き込んでいる、という話ですわね、うん。

好むと好まざると事件や周囲の人間に関わっていくうちに、コミュニケーション能力にひたすら欠けている天才少年が人間の心の機微を少しずつ理解していっているように思えるところが、微笑ましくもちょっと惜しい気もする。
いっそのこと、ずっとその辺は唐変朴の朴念仁でも良かったのになぁ。
その方が側にいる可奈との対比が際立っていたと思うのに。
まあとはいえ、いつまでも変わらない、というのは無理なのかもしれませんねぇ。

ミステリとしては、警察が絡むほどの事件もあるが、可奈や学校で起こる小さなほころびを解決していくことも多く、華々しい探偵ものとは一味違う。
そんな中で、ロジック的にその方法を解き明かすもの、意図的に犯人に物語をミスリードさせるものなど、思わずニヤリとさせたり、その手法の出自を思いめぐらせたり、と全10回という放送時間の中ではミステリをこよなく愛するフリークたちも満足の充実した謎度合いではないだろうか。

いくら映像ありき人間のわたくしでも、これもやはり原作コミックには手を出してみたい。
原作だともうちょっとミステリ要素が強そうなので、またひとつ楽しみが増えました。

それにしても焼きそばパンが妙にそそられましたわ。
あー食べたくなってきた。

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頭脳は天才、心は子供?-「最上の命医」- [drama]


最上の命医DVD-BOX (5枚組)
主要男性登場人物の名前の読み方がめんどくさい、なんでこんな凝った読み方にしたんでしょうねぇ。
西條命(みこと)の意味付けはわかる気がするんですが、桐生兄弟の方がようわかりません。

って枝葉のネタを続けても面白くないですね。

さてと思いっきり端折ると、斎藤工さん演じる小児科医がある病院を変えていく、というお話。
ここ数年来は医療ドラマが多くて、なんとなく若干病名とか聞き覚えがあるおかげで、手術方法なども、途中まではふんふん、とわかった風に観ているわけですが、このドラマはそこから先がちょっと、というかかなり違う。
なにがどうあっても普通にやらずにアイデア出たとこ一本勝負。
しかも肝心かなめの部分は手術室まで秘密って、それは大丈夫なのか?
天才医師ご本人いわく、誰もができる手術でなければいけない、ってそれでその奇抜とも思えるアイデアは本当にアリなのか?

なんて思わないわけではないですが、そこをツッコんでいけばドラマは成り立ちませぬ。

本当の医療現場でこういう方法がアリかナシかは別にして、知識はなくてもそんなコトやモノってあるんだ、へえ、くらいは驚いたしその感情も新鮮に感じたし、何よりも命医師の無邪気な笑顔を前にして重箱の隅(よりでかいかもしれないが)をつつくのも面倒になったのも事実。

なんというか、西條命というキャラは、邪気のない子供、ですね。
もちろん不条理も知ってるし大人社会だのなんだのもとりあえずは知っている。
ただそれが自身に影響していないだけという。
これが一番信じられないというかあり得ない話かもしれません。
人間性善説を頭から疑ってないタイプなのかも。

こういう人間はタチが悪い。
何がどうあっても自分の信条が全てなので、周りはどうしてもそれに影響されて流れてしまう。
最後の砦の桐生奠もまたそんな命に意識を変えてしまうという大団円になってしまった。

などと書くとまるで西條命がいけないことをしているように聞こえるなぁ。
小児科医としては最強、経営を思えば最弱、といったところだろうか。

このドラマの中で心に響くのは「無限の樹形図」。
助けた一つの命はまた次の命を生みそれが永遠に続いていく。
中にはドロップアウト組やら手の施しようない厄災で一気にその樹形図が途絶えることもあるでしょうが、それでも可能性を常に残すことには違いない。

ということで、医者と患者の2者にフォーカスされがちな描写に映像の裏にあるそんな繋がりを想像して、ほんのちょっぴりだけどしんみりしてみた。

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未熟モンは一人っちゅう話やね-「きな子~見習い警察犬の物語~」- [drama]


きな子~見習い警察犬の物語~ [DVD]
犬は好きでも訓練士になりたいとかトリマーになりたいとか、犬に関わりたいと思ったことはわたくしの人生では一度も無く。
おまけに犬を題材にした映画もそう積極的に観たこともなく。

警察犬見習いとしては有名すぎるくらい有名なきな子の話、くらいの知識だけで観てみました。

えと、これはきな子の成長物語というよりは、杏子の成長物語なのでしょうか。
とても優秀とは言えないまでも、きな子ってやる時はやる子やん。
やればできる子というか。

やる時に踏ん張れなかったのはむしろ杏子で、周囲に支えられてやっと立った、って感じでしょうか。
わたくしにはもう無いああいううじうじぐだぐだな感情が懐かしいのか、はたまた嫉妬を覚えるのか、ちょっとイライラする気持ちが湧いてしまいます。
所長の言う「未熟者同士が云々」とはちょっと違うような気がしますのよ。

いつだって人間の気持ちに振り回されてワリを食うのは動物たち、とイヤミ目線で観てしまいました。
あ~なんて素直じゃないんだ、わたくしは。

当たり前といえば当たり前ですが、「きな子」役のラブ、もう名優ですよ。
ちょっと寂しそうな表情も、キリリ!と頑張る姿も、困惑する顔も、人間顔負け。
このきな子に打ち勝てるのは新奈(大野百花)ちゃんだけだったような。
この子もえーキャラしてましたわ。
見た目は子供、言動は関西のおばちゃんって感じで。

そのきな子、2011年の今年に無事警察犬として合格しましたな。
確かその試験の時の訓練士は「杏子」ではなくて、映画で言うところの所長だったような気がします。
訓練士が変わった理由は知りませんが、そのニュースを聞いたときに、やはり人で変わるものなのか、と思った覚えがあります。

あー、わたくしってとことんひねくれて観てますわね、この作品。

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どす、は笑いの源どす-「舞妓Haaaan!!!」- [movie]


舞妓Haaaan!!! [DVD]
舞妓さんを好きすぎて人生を決める男、鬼塚公彦。
むー、名前だけをみると結構強そうなのですが、演じるは阿部サダヲさんときたら、そらもう見事な振り切れ具合で、文句ひとつ無くひたすら画面見て笑えます。
しかもミュージカル仕立てから日舞まで、ほんとーにマルチなお人だ。

「医龍」で化け猫麻酔医をやっている姿もいいけど、こういうコメディタッチなのは十八番中の十八番としか思えない。
堤真一さんと2人でバケた芸者姿で踊るシーン、カメラがずっと引きだったのは、ひょっとして視聴者にちっと配慮してくれたのだろうか。
コワいもの見たさで一度くらいはもうちょっと寄ってもらってもよかったんだけど。

舞妓さんというからにはもちろん京都が舞台ですが、紀行ミステリとかご当地ミステリなどの類と違って、観光名所のご案内的映像がほとんど入らない。
(若干、回想シーンであることにはあるけど)
ほんのりなにげなくさりげなく画面に映りこむ町並みや川が京都っぽいというくらい。
この押しつけがましくなさがいい。

そしてそんな控え目な風景とはうらはらに、鬼塚はんは忙しいしあわただしいし騒がしい。
どす、どす、どす、と言われるたびに笑いたくなり、突っ込みたくなる。
自分の感情も含めると騒がしい以上に騒がしい。
まったくもっていくらお茶屋遊びがしたいとか、野球拳がしたいとか、ライバル(勝手に)に勝ちたいとか、そんな単純明快、ある意味純粋な理由で、職業的にあれこれ成功するのがこれまたなんとも嘘くさくも爽快。
カッコいい男が成功するのは絵になる、ちょいブサいくな男が成功するのは元気の素になる。
スポーツ紙の見出しにはぴったりの名字っていうのもこれまたいい。

そんなこんなで観終わった後は気分がすっきりしすぎて軽く放心状態でした。
ほんと久々に面白いもん観た。
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期待に違わぬ-コミック版「夏目友人帳」- [comics]


夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))
基本は映像人間なので、これも多分にもれずアニメから入ったクチ。
本当は「参」が終わってから一気に読むつもりだったのですが、どうしても我慢できずにとうとうと手を出しました。
結論、手を出して良かった、満足の一言。

原作からのファンではないせいか、アニメの作画と原作の多少の違い(夏目少年の髪の毛の色とか)は、あまり気にならないし、斑さまなんて動きのあるアニメだからこそよりそのふさふさとした毛並みと流れるような身のこなしや優美な姿が際立つ気がします。
エピソードも若干変えているところもあるにせよ、雰囲気は壊されて無いように思う。

でも、原作コミックを読んでみて、画面の隅から隅まできっちり描きこまれていないその作風が、夏目友人帳の世界をより幻想的に、妖と人間の世界の境目のあいまいさをより効果的にしているのかも、とも感じました。

話数が多い分、夏目少年の感情の動きも追いやすい。
さらりとクールなんじゃなくて、ただ感情を表に出しにくいだけの、そのくせ情に厚く人一倍優しい夏目少年のある種の強さを感じます。
あるようでいて個性のない夏目少年は、妖と人間を結ぶ Go Betweenであってそれ以上でも以下でもないのかもしれません。

さてということで、コミックとアニメの両方を制覇してみて思うのは、どちらがどう、ではなくて、どちらも好き。
困ったことにコミックを大人買いしたい気分急上昇中、なくらいご満悦。
あー、どうしましょ。

ただ、気になるのはこれから的場さんの出方かなぁ。
あのお方一人でやたらと邪気を振りまいていらっしゃるので、ここから先ちょっとヘビィな展開になってしまうと手元にコミックがあるのはしんどいかも。
(実のところあんまりしんどいと読んだり観たりしなくなるというヘタレっぷりですの、わたくし。)

手元に揃え置くのはもう少し様子見にしますが、アニメも新刊もこれからずっとハマったままお付き合いするんだろうなぁ。

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わくわく感がとまらないっ!-「牙狼~MAKAISENKI~劇場予告」 [others]

本日、「牙狼~MAKAISENKI~」の制作発表会があったそうで。
そちらも気になりますが、なによりも今わたくしのテンションが上がりきっているのは、公式サイトにUPされた「牙狼~MAKAISENKI~劇場予告」でございます。

なに、あの重厚かつシャープにカッコイイ映像と音楽は。
そのグレードアップっぷりが凄い。
数々の戦いをくぐり抜けて、いよいよ別のステージに突入した感じで、最早一人の魔戒騎士とホラーとの戦いだとか騎士としての成長だとかそんな個人レベルの話に見えなかった気もする予告。

しかも毎度のことながら、予告映像で供される鋼牙ときたらほんっとうにカッコイイとしか言いようがない。
「RED REQUIEM」から特に感じるのが、白いコートが流麗に画面を舞う姿。
TVシリーズの時は裾のひるがえり方が決まっているレベルだったのが、小道具(着?)のレベルを超えて鋼牙を更にカッコ良く魅せてくれる視覚効果満点。
しかも予告最後のあのシーン、多分にしてアノ場所なんだろうと想像できますが、白い柱と白いコートが光を受けてもう人間レベルじゃないナニかになってます。

こういう映像を見てしまうと、テンションが上がります。
わくわくぞくぞくして待ちきれない、抑えられない。
どーしてくれるんだ、とゆるみきった頬をさらして凄んでみても全然効かない。
あと一ヶ月ちょっと、これがなかなか長い待ち時間になりそうだ。

タグ:GARO
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