なぜ声のオトコマエ度がかわるのか?-「レンタルマギカ」- [animation]
優しくて人情味にあふれていて、でも限りなく臆病。
そんな伊庭いつきが、失踪した父の代わりに次期社長に祭り上げられた会社はなんと「魔法使い派遣会社」。
うーん、この世の中いろんな派遣がありえるけど、まさか魔法使いとは。
しかもケルト魔術から陰陽道、神道、ポルターガイストってどこまでが魔法??
自然に受け入れられているのかと思いきや、どことなく一般人とは隔離されてもいるような妙な世界だし。
そしてこの役立たず(失礼)社長は、臆病で社長業を厭がっているくせになぜか窮地の人をほっておけずに事件のど真ん中めがけて飛び込んでしまい、それに社員たちが巻き込まれた揚句に いつき の持つグラム・サイトを使って事件解決。
その日常的ほのぼの感とか騒がしさの中では、社員よりも低い位置に属しているとしか思えない いつき が、いざ眼帯を取り去ってグラム・サイトを発動させるや、冷静に動じず、むしろ高圧的になるのは何故?
しかも声も凛として、カッコよさが変わってくるのはこれまた何故?
まあ、なんだ。
その眼の赤の鮮やかさと凛とした声、的確かつ迅速な指示、相手をしのぐ力だけを見てれば非常にカッコいい。
普段がなんせアレなんで徹頭徹尾とは言い難いが、性格の幹となる部分は筋が通っていて好ましかったりする。
で、この社長がかなり気に入ってしまったのだけど、残念ながらアニメは原作よりもエピソードが短い。
正直なところ、他のエピソードが読みたいがために本を買うか、はたまたアニメで我慢しておくか、実は今悩みに悩んでいるのである。
わたくしが気に入っているのはあの作画の伊庭いつきなんだよなぁ。
グラム・サイトが光を帯びないとヤダ、とか
あの有無を言わせぬ冷静沈着な声が聞きたいんだ、とか
そんなことを思うとちょっと躊躇してしまうくらいの冊数はあるんだ、これが。
読みたいがコレクションはしたくない、でも読んだ後に処分するのも面倒。
というわがままな理由につき、いまだ購入に至らずにいる。
そのうち「社長命令だ」という いつき の声が聞こえてきたら買う、かもしれない。
2011-12-07 22:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0