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どす、は笑いの源どす-「舞妓Haaaan!!!」- [movie]


舞妓Haaaan!!! [DVD]
舞妓さんを好きすぎて人生を決める男、鬼塚公彦。
むー、名前だけをみると結構強そうなのですが、演じるは阿部サダヲさんときたら、そらもう見事な振り切れ具合で、文句ひとつ無くひたすら画面見て笑えます。
しかもミュージカル仕立てから日舞まで、ほんとーにマルチなお人だ。

「医龍」で化け猫麻酔医をやっている姿もいいけど、こういうコメディタッチなのは十八番中の十八番としか思えない。
堤真一さんと2人でバケた芸者姿で踊るシーン、カメラがずっと引きだったのは、ひょっとして視聴者にちっと配慮してくれたのだろうか。
コワいもの見たさで一度くらいはもうちょっと寄ってもらってもよかったんだけど。

舞妓さんというからにはもちろん京都が舞台ですが、紀行ミステリとかご当地ミステリなどの類と違って、観光名所のご案内的映像がほとんど入らない。
(若干、回想シーンであることにはあるけど)
ほんのりなにげなくさりげなく画面に映りこむ町並みや川が京都っぽいというくらい。
この押しつけがましくなさがいい。

そしてそんな控え目な風景とはうらはらに、鬼塚はんは忙しいしあわただしいし騒がしい。
どす、どす、どす、と言われるたびに笑いたくなり、突っ込みたくなる。
自分の感情も含めると騒がしい以上に騒がしい。
まったくもっていくらお茶屋遊びがしたいとか、野球拳がしたいとか、ライバル(勝手に)に勝ちたいとか、そんな単純明快、ある意味純粋な理由で、職業的にあれこれ成功するのがこれまたなんとも嘘くさくも爽快。
カッコいい男が成功するのは絵になる、ちょいブサいくな男が成功するのは元気の素になる。
スポーツ紙の見出しにはぴったりの名字っていうのもこれまたいい。

そんなこんなで観終わった後は気分がすっきりしすぎて軽く放心状態でした。
ほんと久々に面白いもん観た。
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